2003/1/25 信じられない事件

たった今の出来事である。

所用で外にクルマで出かけ、工業団地の中の道を走って帰ってきた。まわりには他のクルマもおらず気持ちよく走っていた。すると、突然左側の小道らしきところ、いや、どこかの駐車場か何かだろうか、そこから1台のクルマが私の目の前にスルスルと出てきたではないか。幸い対向車もなかったので「危ない」と思った瞬間ハンドルを右に切り衝突は避けられた。しかし、私のクルマは道路中央に積もって固まった雪の山に乗り上げてしまった。ガキッと鈍い音がした。次の瞬間、私はなんとも信じられない光景に遭遇することになる。目の前に出てきた物の正体は、なんとパトカーだったのである。パトカーは何事もなかったように立ち去ってしまった。いや、むしろ逃げ去ったという表現が適切かもしれない。
赤色灯は点いていなかった。出てきた場所を考えるとパトロール中ではなく、張っていたということになるのだろう。冷静に考えたら、もし私がパトカーが出てくるよりも前に通り過ぎていれば捕まっていたと思う。たぶんそんなスピードだった。被害は右前エアロが無くなったこと。音の正体はエアロが折れたものだったらしい。やりきれない。気分が悪い。もし・・・、衝突していたら明日の新聞に載っただろうとあまり嬉しくない想像が駆け巡った。

警察官も人の子か。公務員だって魔が差すか。しかし、こんなことが日常茶飯事起こっていたら洒落にもならない。逆の立場だったら、きっと即パトライト点灯&逮捕だろうに。警察だから許されるなんてことはこの世にはない。悪いことは悪いことだし、非を認めて安否を気遣うために戻るのが人間としての最低限の常識ではないのか。まぁもしパトカーが停まって警察官が降りてきたら確実に訴えてたけどね。
社会的立場上、彼は逃げた。幸いにも夜であったこと、後続の運転手である私がナンバーを確認する余裕などなかったことを知ってか知らずか、彼は逃げ切った。この事件は誰の目にも記憶にも残らずいつか色褪せていくのだろうと思う。こうしてひっそりと被害を受けた一個人のホームページで文になっていることを知らないまま、彼は普通に日常を過ごして、そしてまた国家権力という正義を振り回しながら、恰も自分が正義のように活躍するのだろう。ムシズガハシル・・・。

ただでさえ警察は大嫌いだ。はっきり言ってこのお方たちは、人を民事的・家庭的裁判に陥れられるほどエラクない。殊更、交通取り締まりに関してはまったくの神様気取りで、いつも弱い者たちが”警察の被害”に遭う。20キロオーバーのおっさんや一時停止違反のおばはんを捕まえるよりももっとやることがあるだろーが。きっと気分がいいのだろうなぁ。精神の健常な人間ならば、同じ人間の非を表沙汰にして使途不明な反則金や罰金をたんまり徴収するなんて暴挙、できやしないだろうから。
以下、墨塗りで−−−「てめーらバカが同じ人間を法の網にかけようなんざ100万年早いわ。」

警察にはいい思い出がない。
大学の時に自転車を何度も止められた。「それは君の自転車か?」だってさ。それは職務質問ってやつか?他に仕事はないのか?
同じく大学の時、駐車場に停めてあった愛車のボンネットに堂々と「NSRがない」と十円玉された。バイクを盗まれたヤツの腹いせだろう。もちろん被害届を出したが、「たぶん犯人は見つかりません」だと。じゃあてめーが修理代払えよ。
さらに、空き巣に入られた時、丁寧に私の10本の指の指紋を採っていかれた。被害者である私の指紋を。みんなそうするみたいだからいいんだけど、その指紋はこの後、何に使うの?空き巣に入られた可哀想な被害者の誰かが犯罪者になった時に「待ってました」と登場させるの?
以前H市に住んでいた時、嫁のクルマのタイヤが何回もパンクさせられていた。忙しい中わざわざ時間を作って被害届を出しに行った。狭い取り調べ室に入れられ、事細かに事情聴取されたのはよいが、どうやって犯人を見つけるつもりなんだろうとハテナマークがひっきりなしに浮かぶ。「パトロールを強化します。」と言うのは簡単だが、どうでもいい一市民のために犯人を捜すなんてことは絶対にするわけがない。一体何本新しいタイヤ買ったと思ってるんだか。別に関係ないんだろう。てめーらの財布が開くわけじゃないからな。
今のクルマになってすぐのこと。ある書店の前でほんの5分の間に傷を付けられた。さすがに警察には届けなかった。もう警察は頼りにならないと知っていたから。

警察は法を国民に遵守させることが使命なのか?国民が安心して生活を送れるようにするって小学校の教科書にも書いてあるぞ。今の腐った日本じゃ、そんなことも分からない某国家公務員が、今日も生き生きと間違った権力を振りかざしている。

・・・はらわたが煮えくり返るというのはこういうことなのだと久々に実感した事件だった。