2002/10/27 天皇賞
改修工事中の東京競馬場から中山に舞台が移された今年の天皇賞(秋)。先週の菊花賞のような大荒れがあるのか、それとも人気通りに来るG1でおさまってしまうのか、おもしろいところだ。前日のオッズはどうもかなり割れているらしい。まぁオッズを見て買うようなことはないだろうけど、あまり他の情報に流されないようにしたいものである。
ざっとメンバーを見るとSS系が7頭も出走する。先週の3000に比べるとかなり多く、これは距離適性の問題と言うのが正しいのだろう。どれかは連対するんじゃないかと考えてみたりする。ただ、今回は純粋に時計だけを見てもいいような気もするが、直線の長さが東京コースとは違い、展開の予想もする必要があるか。1分58秒台の決着か、2分以上のスローになるかで結果は大きく変わるだろう。 1ナリタトップロード 何よりも中山での成績がすこぶる悪い。さらに2000に限ってみると一昨年の天皇賞(東京)以来となる。そのときは重馬場で5着になっている。距離適性から短いのではないかという疑問と、中山に合っていないということを考慮に入れて、掲示板外しすら予想されるのだが。 2アグネスフライト ダービー馬だが、中山は初挑戦となる。阪神との相性が悪いことから、ここ中山も苦手と見るべきか。距離は2000にぴったりなのだが、このメンバーと中山の直線ということで届かないはず。 3トラストファイヤー ダービーと金杯の惨敗から、距離適性はSSとカーリアンの特性そのものマイルではないかと考えられる。末足にもムラがあるし、信頼は仕切れないが、1800の時計はかなり優秀なのでコワイかもしれない。江田”G1”穴男の騎乗にも注目。 4アラタマインディ 小倉記念の1着は評価に値するのだが、いかんせん相手を考えるとここは厳しいはず。鞍上飯田ももはや買う気がしなくなってきた。1分59秒1の持ち時計はけっこういいセンいきそうなのだが。 5テンザンセイザ 東京コースだったらトニービン産駒で期待は大きかったのだが、中山初挑戦も大きくマイナスで切らざるを得ないか。2000の適性はありそうなだけにもったいない。長い直線に合いそうで、なかなかの末足があるものの、届かずと見たい。 6エイシンプレストン 毎日王冠の2着で力は戻ってきているかなという印象がある。ただ、国内G1は朝日杯を勝って以来惨敗続きでどうも力を出せないような感じだ。父グリーンダンサーは距離万能とはいうものの、マイラーというのが正しいだろう。勝った香港の2000も時計は平凡。 7ツルマルボーイ いつも切っては来るの繰り返しでいい加減飽きてきた。今回は中山初挑戦ということを理由にカンペキに切りたい。ダンスインザダーク×サッカーボーイ産駒は本来長距離のような気がするが、金鯱賞の勝ちタイムもよかったし、やはり能力はあるのだろう。ただ、宝塚記念の2着は明らかにメンバー不足の中だから参考にならじ。京都大賞典の時の直線で一度止まった足はかなり気になっている。 8シンボリクリスエス 非常に推したい1頭だが、気になる点がないわけではない。むしろ2000が短いのではないかということ、直線が短く届かないのではないかということなど、本命にはなかなか推しづらい。素軽い動きは素質を感じさせるし、鞍上岡部もそろそろG1という雰囲気もある。藤沢厩舎がクラシックから見放されているのは運命なのかもしれない。 9ブレイクタイム 人気が出ないでほしい。ただそれだけ。2000はおろか1800すら走ったことはないのだが、そこはデインヒル×プリンスオブバーズで血統的にスプリンターはいないという理由でカバーできる。だとするととんでもない能力かもしれないということで、距離も万能かもしれず、腐るほどのインブリードでスピード・スタミナが増強されているのではと推測。穴本命。 10テイエムオーシャン 札幌記念はあの体重増でまさかの大楽勝。強さを感じさせるが、メンバー的なものもあり、ここでは軽視したい。以前も書いたようにやはりポイントは位置取り。前に行ければかなりの可能性はあると思うのだが、33秒台の足を使う馬がいれば差されるか。秋華賞勝ち、ダンシングブレーヴ産駒は確かにポイントが高く、魅力的なのだが・・・。 11イブキガバメント 実はけっこう6歳馬7歳馬の連対が多いのがこの天皇賞。コマンダーインチーフ産駒で距離適性もあり、ここ2戦は堅実な競馬をしている。復活の横典も気になる存在だが、G1級かという根本的な問題を考えると答えはNOなのだ。 12ゴーステディ 前述の通り、東京コースと同様の考え方で走ろうとする馬がいればこの馬の逃げに届かない結果になるかもしれない。日本海Sの1分57秒3はまさに驚異。前走は距離が伸びたことと中2週だったことなどの敗因が考えられる。前残りの可能性は大いにあると思う。不安はサーガノヴェルを大敗させた鞍上吉田。 13トーホウシデン この惨敗続きの馬にペリエを乗せるのは混乱を招く最大の要因か。人気を少しでもさらってくれたらうれしい。距離はおそらく万能だと思うのだが、末足にあまり爆発力を感じない。この馬で勝てたらペリエは神様を超えるかも。 14エアシャカール 先週の屈辱を晴らせるか武豊。ご存じ3冠に一番近づいた馬だが、今年は芳しくないの一言。産経大阪杯も金鯱賞もメンバー的に不足だし、特に金鯱賞は仕掛けが早かった割には届かずツルマルボーイの2着。どう見てもここで差しきれるほどの足ではない。 15アグネススペシャル ロサードがレコードで勝ったオールカマーの2着(同タイム)でけっこう人気が出ると思う。血統的には2000よりも長い方がいいのではないのだろうか。しかしながら前々走の新潟記念は1分58秒2だから好勝負は期待できるだろう。位置取りに苦しまず早い流れになったときに活躍の場がありそう。 16ダンツフレーム 距離はかなり融通が利きそう。明らかにツルマルボーイよりは上だし、5着に破れた前走毎日王冠から良化しているはず。ちょいとズブさが気になり、差しきれないという可能性も否定できないのだが、G1馬としての底力を見せてほしい。イメージ的に藤田はG1勝って淡々と話しているという印象が強くて。 17サンライズペガサス 末足、いや、鬼脚ならばこの馬だろう。まとめて差しきってほしい。常に33秒台は立派の一言。3200でもそれを繰り出せるのだから驚きだ。欲を言えば善臣よりも安勝がよかったのだが、一応リーディングジョッキーなので勝ってくれなきゃ。ちなみに、京都以外はすべて掲示板。中山は前回の毎日王冠で慣れたのではないかな。 18ロサード 38戦5勝の馬がこのG1を勝てるかというところに大きな疑問。後藤も涙の安田記念以来G1ではいいところナシだし、ましてや大外を回ったら届かないだろう。中京、小倉で勝ててないところがかなりの減点ポイントだ。東京コースだったら届いたかもしれないのだが。 △3トラストファイヤー ▲8シンボリクリスエス ◎9ブレイクタイム ×12ゴーステディ ×15アグネススペシャル △16ダンツフレーム ○17サンライズペガサス 人気が割れてるからどれが来てもいい感じ。軸2頭から流す。 自信度B 馬連 流し 9−3、8、12、15、16、17 馬連 流し 17−3、8、12、15、16 |
結果 1着8番シンボリクリスエス 2着1番ナリタトップロード 3着17番サンライズペガサス 最後の直線、決まったと思ったんだけどなぁ。よくよく考えれば3歳と6歳のそれぞれ最強馬が来たことになる。展開からして結果的にハイペースだったということになり、2000以上も走れるスタミナを持った馬の勝負だったと言えよう。ブレイクタイムは9着、トラストファイヤー16着、ダンツフレーム14着と散々な結果だった。 |
2002/10/27 その他
かなり頭がマヒしてきたのでちょい予想。たぶん買わない。
★福島11R 福島中央TV杯 7マヤノトリンケット 9ケイアイバリア 14グレードビーナス 15ネガティブリターン 馬連 BOX 7、9、14、15 ★中山10R 白秋S 2ワンダーシアトル 4デュランダル 9ヨイチキナコ 13キーンランドスワン 馬連 BOX 2、4、9、13 ★京都11R 渡月橋S 3ビッグフリート 6ボールドブライアン 11トーセンダンディ 12テンジンオーカン 馬連 BOX 3、6、11、12 すべて自信度はCにしとこう。 |
福島中央TV杯 結果 1着1番ダイワフォーチュン 2着9番ケイアイバリア 3着14番グレードビーナス ワイド勝負だったか。810円ついている。 白秋S 結果 1着4番デュランダル 2着13番キーンランドスワン 3着10番イカルスドリーム デュランダル5戦4勝。強い勝ち方だった。馬連1020円。今年はペリエだめじゃん。これ、ちょっと、ノーマークでいいかもよ、秋のG1戦線。 渡月橋S 結果 1着5番ポンデローザ 2着4番ダイワファルコン 3着1番イケハヤブサ カタク買えば荒れるし・・・。だいたいテンジンオーカン、コーシローじゃん。何で買ってんの、オレ(笑)。 |