2003/12/14 朝日フューチュリティS

残るG1はあと2つ。先週の30万馬券ショックも冷めやらないが、今週土曜も中山の8Rでケンにした五十嵐雄−石崎−大庭和弥様の3連複が17万馬券というまたもやの大失態。あまりにもアホな自分に言葉も出ない(__;。
もはや気を取り直すことさえできないが、負けを減らすべく予想していきたい。このG1は穴狙いで遊び馬券だが、メインは鳴尾記念。さあ、あと3週でどんなサプライズが待っているのだろうか。
さて朝日FSだが去年はエイシンチャンプが勝っている。現時点で完成している馬と言えばメイショウボーラーくらいだが、決して死角がないわけではない。こじつければ追い切りの強さとか坂有りのマイルの克服とかどうしても前に行かなければならない大外枠とか、ペリエと言えど100%でないことは明白で、前日売りのオッズはあまりにもデキスギた感じ。先週のシュクルでも証明されたように、2歳馬は休養明けでぐんと成長している場合があり、パドックも重要なファクターになる。

1コスモサンビーム
前走での強烈な脚が印象に残るのだが絶好の1枠1番で人気もないとくればおいしいかも。父ザグレブはヌレイエフ系でそれほど目立った産駒は出していないが、母父レインボークエストでこれは期待。ただマイルではキョウワスプレンダに0秒7差の2着。この差は埋めがたいか。

2アポインテッドデイ
前走京王杯2歳Sではコスモサンビームから遅れること0秒2で、それらよりも前に位置取るならば差される可能性大。父レッドランサムはロベルト系で爆発力は魅力だし距離もこなせそうだが、おそらく逃げる出あろうメイショウボーラーのペースについていくことになればかなり厳しいと思う。

3メイショウムネノリ
ダートを使っての初芝がG1挑戦となるのは不安も隠せない。よほど馬場が荒れないと難しいだろう。リンドシェーバー産駒だけに来年あたりは逃げ粘りに期待がかかるのだが。

4マイネルパナシュ
ナムラビッグタイムに勝っている点は評価できるのだが、マーベラスサンデー産駒で距離が些か短いかも。ここの走り如何では来年のダービー候補に挙げてもいいかもしれない。馬場さえパンパンならという感じ。

5ダイワバンディット
ボストンハーバー×ミスプロとあまり好きではない血統。重賞勝ちはあるものの走ったのがすべて新潟と、中山の適性を疑われてもおかしくないことで人気はあまりないようだ。先週のシュクルを棚に上げれば、メンバー中最も間隔が空いたことも不安点。

6グレイトジャーニー
デイリー杯2歳Sではメイショウボーラーよりも切れる脚で0秒3差の2着。荒れない展開ならばボーラーとの馬連で決まりかなとも思うのだが、ペリエ−タケで決まっても何もサプライズではないし、そんな競馬はつまらない。牡馬にしては小柄だということとデビュー戦と2戦目の体重が同じということで成長力に疑問を感じて切る。

7メテオバースト
武豊が捨てて池添への乗り替わり。これは大歓迎もいいところ。何と言っても人気を集めないからであの末脚にして3番人気はかなりおいしい。言うまでもなく本命となる。SS×デインヒルと血統もお見事。これで走らなきゃ嘘でしよ。中山マイルの勝ちがあるのはマイネルパナシュとこの馬だけ。

8フォーカルポイント
東スポ杯2歳Sではとんでもない末脚で最後方から勝利をもぎ取ったが、果たして逆回りの中山でしかもキツイ坂と200mも短い直線で同じことができるだろうか。G12着が好きな横典のことだからギリギリ届いて2着という可能性もあるが、しっかり脚を溜められない1F短縮という距離がどう出るか。社台は臭うが。

9キョウワスプレンダ
SS×シンボリルドルフで底力はありそうだ。けっこう注目していた馬だけにここの結果は興味がある。力関係では前走フォーカルポイントに負けているが差はなく、コスモサンビームにも圧勝劇を演じているくらいだから大丈夫と思いたいし、複勝の売れ方もいい感じ。ただ、後方からの競馬になる以上、良馬場という前提はつく。

10モエレエスポワール
ただ1頭の地方馬ということだが藤田に乗り替わって更に期待は高まる。札幌2歳Sはスローだったが強い競馬で印象に残っている。父マジックマイルスはミスプロ系ということで気にくわないが、母父マルゼンスキーでき距離は大丈夫。あとは下手にメイショウボーラーに競りかけなればというところだけ。

11フサイチホクトセイ
馬場に影響されやすい繊細な脚なのかなという印象があるが、マキャベリアン産駒でミスプロ系×ダンチヒ系という世界的な血統となっている。もし内側を通らなければならないとなると厳しいかもしれないし、何よりもG1ダメダメの勝春が鞍上というのがかなりの不安点。馬体重次第では成長が見込めるのだが。

12コスモステージ
タマモクロス産駒だけあって短いところではなかなか結果が出ず2000の未勝利で初めて勝ったところだ。いかに小野でも買う気にはなれない。ナスルーラのインブリードはもはやありきたりで、あまり魅力を感じない。

13マイネルゼスト
ミスプロ系の中でもトワイニング産駒は今年注目していたのだが、やはりというか短いところでしか結果を残せていないようだ。ただ、この馬は唯一母父にND系をもっており、そこだけに注目するならば人気薄の吉田豊ということで3着も否定できないし、とんでもなく荒れた場合の最有力候補といった気がする。何よりもラフィアンだし。

14リガードシチー
もしかするとメイショウボーラーに早めから仕掛けるのはこの馬かもしれないが、後藤の逃げは潰れるというイメージが拭えず、インタビューは聞きたいがなかなか推せない。バクシンオー×マルゼンスキーという日本古来(?)の血統で魅力に感じる人も多いかもしれない。ただやはり前に行く割には脚が止まるのが早いかなと。

15メイショウボーラー
断然の1番人気だが果たして本当に簡単に勝てるのかというと疑問が残る。まず輸送で関東での競馬は初めて。ここまでキツイ坂がゴール前にあるのはもちろん初挑戦。そして調教の強さ。あそこまで攻められたら本番は入れ込むだろう。逃げてマイルならとも思うが、タイキシャトル産駒の中山マイルって実は非常に成績が悪い。そんな意味から無理矢理ハナに立つしかない外枠を引いた時点で切ろうと思っていた。

16スズカマンボ
SS×キングマンボ。上村が「初めて乗った時にG1級だと思った」と言っていたようだが、それは8キロ増えた前走萩Sの1分46秒7で証明されたかもしれない。そこまでのハイペースで35秒3の脚があるならこのメンバーでも通用するはず。終わってみれば「SSだったか」のサプライズは、普通すぎ?

◎7メテオバースト
▲9キョウワスプレンダ
△10モエレエスポワール
△13マイネルゼスト
○16スズカマンボ

自信度C
今週はグレイトジャーニー−メイショウボーラーの押さえ馬券は買いません(__;

馬連 BOX 7、9、10、13、16
ワイド BOX 7、9、10、13、16
3連複 BOX 7、9、10、13、16
結果
1着1番コスモサンビーム
2着15番メイショウボーラー
3着2番アポインテッドデイ
久しぶりにかすりもしない馬券となった。まぁいいや。これは獲れない。バルジュー、去年も12月は調子よかったんだよね。メイショウボーラーの粘りはさすがペリエといったところで、彼以外だったら3着以下だったと思うのだが。メテオバースト6着、キョウワスプレンダ9着、モエレエスポワール14着、マイネルゼスト8着、スズカマンボ13着。

2003/12/14 鳴尾記念

誰に話を聞いても朝日FSよりこっちがメインだと言う。実は私も同様で、こんだけ荒れる要素をもったレースも少ないと思う。前日売りもムチャクチャ人気が割れていたし。土曜日の12Rから突然降り出した雨の影響を鑑みて重で予想してみるが、回復するようなら買い目も変わるかも。

1エイシンチャンプ
ここ数戦の成績で56.5は見込まれすぎた感もある。確かに末は去年よりも切れるようになったが、ミシエロ産駒ということで十分着る理由にはなりそうだ。これでも人気があるから不思議。

2ウインブレイズ
前日売りでは5番人気。これは悩む。人気になるなら「ローカル馬」ということで切る理由になったのだが、57.5キロのハンデは今まで普通に乗っているのでまったく切る理由にならない。むしろ惨敗だった中京記念や安田記念が左回りだったことを考えるとここはとても臭わないかい?

3サンライズシャーク
前走の取り消しがなくてそこで結果を残せていればここは推しの材料になったかもしれない。毎日王冠はガレていたし、朝日Cでの4着はあながち武豊の力とも言い切れないし、距離も同じで1キロ減。取り消しの不安がないのなら推したいところだが。

4ブリリアントロード
終わったと思ったころにまた走るから厄介なのだが、だからと言って毎回推すのは遊び馬券もいいところ。来たら事故だということで諦めもつくだろう。

5マーブルチーフ
神戸新聞杯を見ると今後古馬には通用しないのかなという印象を受けた。何かあるとすれば斤量が3キロ減というところか。重のダービーが惨敗だったことから切るが。

6アスクジュビリー
前々走が非常にいい脚を使っており、G1を勝って波に乗っている四位は侮れないと思う。53キロというそのポートアイランドSと同じ斤量で爆発があっても何ら不思議ではない。G3ならコマンダーインチーフでも。

7エイシンスペンサー
不良馬場の京阪杯が8着。朝日Cでサンライズシャークに0秒5差だからまったく用はない。小池は少しだけ気になるが。だいたいにしてヘネシー産駒って印象が薄いような・・・。

8サイドワインダー
人気を集めるのも分かるがマイルCSよりも更に重い57.5キロ。末が切れなければこの馬の出番はないと思うし、ましてや馬場状態も悪いとすれば推しづらい。なぜ金杯を勝った四位ではなく松幹なのだろうか。

9チアズブライトリー
体重が増えていなくて馬場コンディションが悪ければ絶対に勝ってもいいと思う。何か吹っ切れたような前走。本田との相性がバッチリだったということなのだろうか。だとすれば1キロ増はさほど問題ではない。人気もちょうどよさげなところ。

10ビッグウルフ
ダート馬でしょう。最近コーシローが活躍するのを見ると頭痛と吐き気を生じるようになってきた。早くアヤパンと結婚して寿退社してくれ(違)。ローテからしてここに照準を絞ったとは考えにくい。

11エルカミーノ
52キロくらいなら買ったのだが54は微妙な数字。最近グレードレースでは村田は要らないかもと思うようになったし、何よりもこの馬、終わったくさい。相性のいい阪神で復活はあるのだろうか。

12ビッグゴールド
扱いに困る馬だ。買えば来ないし買わないと来る。ここまで凡走を繰り返しても56キロというハンディキャッパーの嫌がらせのようなものさえ感じるが、京阪杯で道悪が苦手なところを見せたので消し。

13キングフィデリア
最近ずっと重でしか走っておらず、そんな展開になったら直前に買うかもしれない。逃げは幸もうまいし、たとえ2番手あたりでもカカルこともないだろう。それでも買えないのはこの鳴尾記念の人気というのがまったく信じられないからで、見返りが少ないのならば妙味もない。

14タニノエタニティ
ラムタラ産駒って結局鳴かず飛ばずで終わってしまうような気がする。こうなったら和田竜二にはとことん思い切った騎乗をしてメチャクチャにしてもらいたいが、前売りでは最低人気。だろうね。

15ヴィータローザ
前走、角田の早い仕掛けには合わない馬だということが分かった。荒れた馬場ならどうしてもチアズブライトリーには敵わないということだし、3歳同士でしか結果を出せていない馬がどうしてここまで人気になるのか分からない。サンデーだからか?

16タイムトゥチェンジ
橋本美で生まれ変わって前走大波乱の演出をした馬。それなのに人気が出ない。大外は逆にラッキーだし、このトシになってまだ馬体重が増えているというのもすごい。さすがSS産駒といったところか。道悪だったら差せる確率は高いと思うのだが。

△2ウインブレイズ
△3サンライズシャーク
▲6アスクジュビリー
◎9チアズブライトリー
○16タイムトゥチェンジ

自信度C
複勝の売れ方を見てもエルカミーノがどこか引っかかる。パドックで最終決断をしたい。キングフィデリアとウインブレイズと合わせた3頭から1頭を選ぶつもり。

馬連 BOX 、3、6、、16
ワイド BOX 、3、6、、16
3連複 BOX 2、3、6、9、16
結果
1着2番ウインブレイズ
2着9番チアズブライトリー
3着8番サイドワインダー
思った通りの道悪ではなかったが、馬券はゲット。馬連5260円、ワイド1780円で中波乱。ハナ差でチアズブライトリーが2着だったのでこういうかたちとなっている。やはりハンデ戦は予想が楽しい。楽しいからと言っていつも当たるわけではないが(笑)。サンライズシャーク8着、アスクジュビリー6着、タイムトゥチェンジ12着。