2003/2/22 デイリー杯クイーンC

明日が今年一発目のG1・フェブラリーSということで土曜日に重賞が2つ。中山は3歳牝馬のレース。難解なこと、この上ない。初めて聞くような馬もいて完全なお客様扱いにするかどうか悩む。京都は河内の引退レース。果たして華を添えられるかどうか・・・。

1チューニー
新馬戦、あの暴れぶりから勝つとは見事の一言だった。その後の赤松賞では4着だったが時計は満足できるレベルだし、中山の芝マイルを経験しているのはこの馬だけなのだ。あとは気性面の問題だけかな。ちなみに、SS×クリスは先週のネオユニヴァースと同じ配合ということになる。

2メジロヘリテイジ
距離はおそらく持つだろうが、なんせ新馬戦を勝ったばかりだし、その時計も決して誉められるものではなかっただけにここは切れるだろう。

3パッションキャリー
取り立てて書くこともない。3着すら考えにくい。

4ヘイセイピカイチ
「もしかすると」はあるにせよ、いきなりの重賞制覇はありえないだろう。距離はオペラハウス産駒だから全然問題ないのだが。

5セイコーミラー
いくら江田照でも芝変わりのこの馬の末脚を引き出せるほど調子もよくないような気がする。フジキセキ産駒でマイルは強そうだが。

6ローレルアイ
二本柳の奮起に期待したいのだが、順調に使われていること以外に強調材料がない。前走勝ちも時計は平凡。芝に戻ってどうだろうか。フサイチコンコルド産駒だから突然走るということもあるかもしれないが。

7ヴァドヴィーツェ
去年からさんざん書いているようにエリシオ産駒で重賞制覇ってちょっと信じたくない。この馬のようにND×NDにするしかないのだろうな・・・。

8タイキチャペル
ちょっと血統からしてマイルよりも短いところがいいような気がするのだが。馬体重も少なすぎ。

9スターリーヘヴン
そう言えばモンテブライアンの半妹ということでデビューから注目していたがあまり芽は出ていない。母父カーリアンで初の距離も問題ないとは思うし、鞍上もけっこう魅力。

10リキサンピュアティ
逃げたら何かあるかもしれないが、キャリアも浅く魅力は薄い。吉田豊に逃げ馬というのもどうか。トニービン×NTで距離は大丈夫だろうが。

11トーセンサニー
父サニーブライアンよりも母父アンバーシャダイが魅力。人気にはなりそうだが、成績が安定していて善臣とは言えまたもや3着までの可能性も大きい。勝ちきれるまではいかないと見てワイドで。

12ナイキフェイバー
それなりに走るとは思うのだが距離面の不安がある。スピードでなんとか行ってしまう可能性もあるだけに切るのがためらわれるのだが。ちょっと横典もコワイけど。

13ホワイトカーニバル
父ミシルが晩成だったことを考えるとフェアリーSの勝ちはデキスギだったような気がするのだが、世間一般で言われているような距離不安はないように思う。母父パークリージェントの適性と併せてもギリギリ持つだろうし、やはりここは外せない。

14サイモンピュアー
新岩手の雄・小林俊彦が乗るのだが、前走クロッカスSではあのデュアルストーリーよりも着順が上だったりとなかなか侮れないと思う。父ジェニュインは種牡馬としてはあまりスキではないのだが、距離面も考えておもしろそうな1頭。

15ツイスティングラヴ
アグネスデジタルの父クラフティプロスペクターを母父に持つ。その血統は魅力なのだが、SS系とミスプロ系の配合ってなんか能力殺し合いの感じがして・・・。

16ワンアンドオール
新馬戦圧勝とは言っても時計がオソマツ。父アーチはクリスエス×ダンチヒの優良血統種牡馬。今後が楽しみだ。

◎1チューニー
▲9スターリーヘヴン
△11トーセンサニー
○13ホワイトカーニバル
△14サイモンピュアー

自信度C
完全に遊び予想です。やっぱり難解だわさ(^^;。

馬連 BOX 1、9、13
ワイド BOX 、9、11、13、14
3連複 BOX 1、9、11、13、14
結果
1着1番チューニー
2着4番ヘイセイピカイチ
3着13番ホワイトカーニバル
ワイドは510円。まぁしょうがないね。ヘイセイピカイチは加藤だった。もっと考えるべきだった。スターリーヘヴンは9着、トーセンサニーは5着、サイモンピュアーは14着だった。ピースオブワールドが骨折ということでこの中から桜花賞馬が出るかもしれない。・・・それにしても、後藤のインタビューは最高におもしろかった、ベイベー。去年JRAから注意されてるはずなんだけどなー(^^;

2003/2/22 京都記念

こちらのメンバーはおもしろい。京都最終開催なだけに、荒れる公算も大きい。

1マイソールサウンド
どうも中京で勝っているイメージが強く、京都外回りの2200ではちょっと厳しいのではないかと思う。日経新春杯は直線ズルズルと失速して9着。

2ファストタテヤマ
これも日経新春杯惨敗組。あくまでネライは阪神大賞典→天皇賞だろうからここはないと思いたい。なんだかんだ言っても去年の勝ち馬だけに扱いには悩むのだが、去年はダービーが目標だったわけで、今年はここでの調整の意味合いも大きく、勝ちに来るとは思えないのだが。

3ローマンエンパイア
淀短距離Sはあっと驚く2着だったが、あれで2200がダメなのではと予想する人もいるようだ。もちろん父サクラローレルの適性からしたら楽勝なのだが、そこは配合の妙なのだろう。この馬の配合は非常によく考えられており、おそらく2400までは大丈夫なのではと思われる。え?コーシロー?・・・走るのは馬です。もちろん負けた時はコーシローのせいにします。

4トシザブイ
日経新春杯が叩きと考えてもここのメンバーでは歯が立たないと思う。やはり2500以上ではないだろうか。

5サンライズジェガー
岡部がまだ復活しないので福永へと戻ったかたちだが、リアルシャダイ産駒のこの馬にしてみたら2200はちょっと短いのかも。ただ、スピード勝負になった場合もしっかり対応できるはずで、本命は揺るぎない。7戦して複勝率は100%!前走は中山2500で2分30秒6というとてつもない時計。

6ノーリーズン
JCも有馬も見せ場なく凡走。やはり母父ミスプロの影響が強いのだろうか、距離は1800か2000がベストのように思う。武豊が蹴ったユウワンプラテクトもここでは勝てないということか。

7イブキガバメント
なぜ河内がこの馬でなくアグネスフライトを選んだのかは理解できるのだが、そうなればこそ勝ちはまったく見えてこない。それほどの晩成とも考えづらく、メンバー的にも明らかに不利。

8アグネスフライト
言わずと知れたアグネスタキオンの全兄。河内に念願のダービーをプレゼントした馬である。前走・前々走と叩きにしてもあまりにも無様な負け方で、ここで、河内の引退レースに、河内の誕生日に、勝つとしたらあまりにもドラマチックではないか・・・。単勝も買う。そんなレースもあったっていいじゃない。

9ダービーレグノ
ズブくなったぶん2200がベストなのではないかと思ったが、幸が乗らなくなってしまったのでこの馬は容易に切れると見た。このメンバーですべて差しきれる可能性は0に近い。

10ファイトコマンダー
アルゼンチン共和国杯でサンライズジェガーに大敗しているところを見るとどう考えても逆転はあり得ない。どうして幸はこっちを選んだのだろう。

11ビッグゴールド
ノーリーズンと同じBT×ミスプロの配合でやはり2200はもはや走れまい。よくよく考えたらボニヤが勝っちゃいけないと思う。この馬、推したときには絶対に来ないし。

12ユウワンプラテクト
京都との相性がものすごく悪い。2400で10着、1800で11着。やはり格下なのだろう。トニービン×ヌレイエフはご存じジャングルポケットと同じだが、今頃本格化したとは想像もできないし、前走・前々走は武豊の力ということにしよう。だいたい、こんなレースにペリエが勝ったら日本人は悲しむよ。

13カネトシオペラクン
何を思ったか18戦目にして初芝。しかも休養明けとくれば最下位は確定ではないだろうか。

14トップコマンダー
札幌記念以来となる。完調なら昨年の日経新春杯のようなレースも期待できるし、その時の鞍上と同じ四位なのだが今回はさすがにどうか。時計を見る限りではあまり鉄砲も効かないようだし。

15トウカイパルサー
何のために佐賀記念を、しかもコーシローで(笑)使ったのかは不明だが、地方馬相手にシンガリとはお話にもならず、引退は近いのだろう。

16マイネルプレーリー
唯一上がり馬と思えるのがこれ。日経新春杯組では最上位の着順だし、タマモクロス×グリーングラスで2200なら楽勝だと思うのだが。村本の位置取りと仕掛けのタイミング次第だろう。ちなみに、村本と河内は同じ1955年生まれ。アグネスフライトがコケたら俺がという気持ちは強いはず。

○3ローマンエンパイア
◎5サンライズジェガー
△8アグネスフライト
▲16マイネルプレーリー

自信度C
お願いだから、つまらない競馬は見せないでほしい・・・。

単勝 8
馬連 BOX 3、5、8、16
ワイド BOX 3、5、8、16
3連複 BOX 3、5、8、16
結果
1着1番マイソールサウンド
2着7番イブキガバメント
3着15番トウカイパルサー
ま、これもしょうがない。河内のことを考えた瞬間に、「予想」ではなくなってしまっていたから。まずあの馬場状態では差し・追い込みはまずムリだったろう。思い切って切る度胸も勉強しなきゃね。ローマンエンパイアは13着、サンライズジェガーは12着、アグネスフライトは6着、マイネルプレーリーは4着だった。明日の中山の馬場状態もチェックするべし。