2003/3/2 中山記念
いろんな新聞やテレビ、インターネット上で情報が氾濫し、様々な人間が「これが来る」とか「あれは来ない」とか散々予想しているのだが、結局最後に信じられるのは自分なんだよね。でも信じられないのを探すこともアリかなと思う最近。自分が信じてもそれは可能性のパーセンテージであって、予言でも予見でもないから、冷静な見直しが必要なのだと思うのだが。
1タイキリオン 半兄タイキフォーチュンと同様早熟だったと考えるべきなのか、どうも奮わない成績が続いている。まぁ東京新聞杯を叩きだったと考えればそれなりに好走してくる可能性も否定できないし、父ワイルドアゲインの適性からむしろマイルよりも1800のほうが合いそうなので残したい。 2ローエングリン 逃げて相性のいい中山だが問題はペースだろう。一人でスイスイ行けるならいいのだがすんなり行けないようだと厳しいかも。菊花賞の出走を見ても分かるようにもともとは長距離でも期待されていた馬で、父シングスピールはサドラーズウェルズ系の種牡馬インザウイングス×ヘイローでかなりの良血だし距離の不安もないのだ。大敗したときの理由を見ると、菊花賞はハイペース、神戸新聞杯はコーシローと、明白。ペースさえ間違わなければかなりの確率で連には絡むだろう。 3ファイトコマンダー 連闘ということであまり期待はできないが、不気味なのは鞍上小野次郎だけ。末が切れないので間違ってもローエングリンには勝てないと思う。 4メジロロンザン 2年半も勝ちから遠ざかっている上に半年の休養明け。引退は近いのだろう。 5ダイワジアン 現役では数少ないノーザンテーストの仔ということになるが母父ディクタスと併せ距離には何の問題もないはず。あとはペースで、ローエングリンの逃げがとんでもないペースだと出番があるかもしれない。 6ユキノサンロイヤル 父SSの血を濃く受け継いでいるようで末の瞬発力は魅力的だった。母父ガルチはスプリンターだが仔、孫には距離面でかなりの幅があり、1800でも全然大丈夫。むしろ2500でもアルゼンチン共和国杯の時計のようにかなりついていけるところもあり、軽視はできない。 7ラスカルスズカ 1年ぶりのレースなのね。同じ中山記念での復活と言うことでファンにとってはたまらないかもしれない。ただ、今の中山は年寄りにはキツイかもしれず、中館が得意の変な逃げに出るようだとローエングリンと共倒れということも考えられる。とりあえずレース感という意味で切り。 8タイガーカフェ 鞍上が既にバイバイキンなのでどうでもいい。馬自体はスキなんだけど、追い切りも悪かったし上積みもないようだ。 9バランスオブゲーム 菊花賞以来ということになるが、G1以外は全勝なのね。だとするとここで初めて負けるということかな。全勝とは言っても弥生賞は超がつくほどのスローだったし、その他はすべて新潟。菊花賞を見ても分かるようにハイペースになったときはまずズブく末が残っていない。 10テレグノシス ハイペースになっても対応できそうなのがこの馬。トニービン×NTはエアグルーヴやサクラチトセオーなど名馬も多い配合。ギムレットとの名勝負を思い起こせばスタミナとスピードを兼ね備えた馬という結論になるだろう。あとは休養明けがどう出るかだが、富士Sを見る限りでは大丈夫そうだ。 11トウカイポイント 昨年の覇者だが、マイルCSはペースが早くてスタミナのある馬が勝っただけの話だし、去年のこのレースもとんでもないハイペースだった。トウカイテイオー×リアルシャダイでスタミナはバッチリあるのだが、ローエングリンが単騎逃げでペースを作ってしまったらこの馬の出番はまずない。 12デュランダル ニューイヤーSの勝ちはメンバー的なもの。時計こそ立派だが豪快な末脚に見えても実際は34秒3。このメンバーでは最後方に位置取りしたら絶対に届かない。ましてや馬場も悪いとくりゃ。そろそろSS×NTの本領発揮かしらん。 ▲1タイキリオン ◎2ローエングリン △5ダイワジアン △6ユキノサンロイヤル ○10テレグノシス 自信度C こ、これは・・・条件としてハイペースオンリーの狂ったとしか言いようがない予想だ。ハイペースでもローエングリンが残れる脚をもっていた場合、このように荒れることが予想されるという可能性だけの話。夢を見よう。夢のためなら30点買いでもいいじゃない。宝くじだってそれ以上買うでしょ。 馬連 BOX 1、2、5、6、10 ワイド BOX 1、2、5、6、10 3連複 BOX 1、2、5、6、10 |
結果 1着2番ローエングリン 2着9番バランスオブゲーム 3着5番ダイワジアン バランスオブゲームはずいぶんと立派な馬体になっていた。あれなら2着もうなずける。見方をガラッと変えて今後が楽しみだったりするわけよ。ワイドは1000円ちょうど。30点買いなのでまったく元はとれていない。ふぅ。タイキリオンは出遅れて10着。ユキノサンロイヤルは5着。テレグノシスは8着。なお、トウカイポイントが競争を中止している。セン馬だけに残念だ。 |
2003/3/2 阪急杯
1サニングデール
このメンバーでは1番人気かもしれない。ただ、克服できなさそうな58キロがどう出るかだ。ここ3走は安定してはいるものの、55、56、57キロと斤量が増えたことで、時計が落ちているのも事実。馬体重の増減も激しいし、危険な人気馬なことには間違いない。 2イシノグレイス 目下3連勝中で間違って人気が出ると嬉しいのだが。このメンバーの中にあっては間違いなく逃げ切れない。昔は推していたのだが残念ながらグレードレースではそこまでは・・・。血統的にはマイル〜2000だと思うのだがスプリント路線で使われている。 3メジロマイヤー 去年の6月以来でしかも飯田だから推すに推せない。昔は強かったとだけ言っておこう。 4ミスイロンデル はっきり言って路線を絞り切れておらず模索中。淀短距離Sで通用しないことが分かったはずなのにまたもやスプリント戦に。 5テイエムサウスポー 太宰だったらオモシロそうな馬だと思ったのだが和田竜二だと1番目に切るね。はい。折角だから書いておきたいが、もしテイエムオペラオーの主戦が和田竜二じゃなかったら世界に轟く馬になっていたと思うのだよ、ホントに。乗せられていただけだという見解ね。 6ゴールデンロドリゴ 常に安定はしているがここ3戦は時計が早くて勝てないでいる。後ろからの競馬が失敗して前走シルクロードSは先行策をとったが結局4位。ただ、別定での56キロって実はおいしいかもしれないし、メンバー的に絶対に人気は出ないので哲三に祈りたい。 7ショウナンカンプ 久しぶりのレースだが香港ショックから立ち直っているだろうか。もはや高松宮記念のような「もったまま」の脚は無くなったと考えてもいいのかもしれない。今回、どう考えても単騎逃げはありえず、だとすればゴール前での失速は十分に考えられる。59キロはいかにスプリント戦と言えども響くはずだ。 8マンデームスメ アンカツだよアンカツ。デビュー戦の土曜日、早速勝ち、2着と素晴らしい騎乗成績を残したが、飯田からの乗り替わり、というか元の鞘?に◎。開催週の阪神という芝が味方するはずで1分7秒台で走れる力はある。前にも書いたがSS×BTはとんでもない力を生み出すような気がする。 9アグネスソニック 実はミスプロ系のアンブライドルズソングが父ということでスプリント戦もいけるのではないかと思う。コワイコワイデムーロが乗るし、東京新聞杯一叩きの効果は大きいと思う。前を見ながら競馬ができるのもいいではないか。 10ビリーヴ SS産駒でスプリントG1を勝ったというのは歴史的なことだが、今回の牝馬で57キロはあまりにも厳しいのではないかと思う。武豊をもってしても厳しいのではないかと思う。ショウナンカンプ同様、香港での惨敗がやる気に影響しなければいいのだが・・・。時計が掛からなければ確実に上位には来るだろうけど。 11ダンツキャスト 昨年の2着馬でなんとなく不気味な存在。ニッピロ産駒は最近目立った活躍がないだけにとってもクサイ。ちなみに去年の勝ち馬はアドマイヤコジーンだから遜色はないし、3着はブラウンシャトレーだったのよねー。幸の一発に期待しようかしら。 12ブラウンシャトレー まぁナグルスキー産駒だからダート中心で使われているんだけど、芝でも走れると思う。まぁ勝ちはないにしてもそこそこの競馬はできるはず。あくまでも「そこそこ」なんだけどね。 13エアトゥーレ スプリント戦ではいいところなしに終わっているのでここは軽視してもいいはず。どうやら高松宮記念で引退らしいが、今から切る馬が1頭出たということで。推したのは一昨年の冬だけだね。 14ロッキーアピール CBC賞の15着でスプリント戦はあきらめなければいけないはずでは?完璧なお客さんだと思うのだが。 15トーホウダイオー 長期休養明けでしかも元々ダート馬なだけにここは叩きの意味しかないと見るべき。血統はスプリントを走ってもよさそうなだけに今まで使われてなかったのが惜しい。 ▲6ゴールデンロドリゴ ◎8マンデームスメ ○9アグネスソニック △11ダンツキャスト 自信度C 前がショウナンカンプやイシノグレイスで引っ張るだろう。サニングデールが1枠1番なので好位がとれるし、ビリーヴもいい場所にいるはずで、後ろを警戒して前残りの可能性は薄い。マンデームスメのアンカツがハナに行かず冷静に前を見ながら競馬をしてこの馬の本来の力を引き出すと見た。間違いなく万馬券でしょう。当たったら、ね(^^; 馬連 BOX 6、8、9、11 ワイド BOX 6、8、9、11 3連複 BOX 6、8、9、11 |
結果 1着7番ショウナンカンプ 2着1番サニングデール 3着9番アグネスソニック やはり地力が違うということなのだろうか。まったくG1級のレースとなったのであるが、高松宮記念でも果たしてこういくだろうか。マンデームスメは7着。ゴールデンロドリゴは8着。ダンツキャストはブービーだった。阪神、開催週にしてはおとなしい競馬だったねぇ。 |