2002/9/29 スプリンターズS

さあ、秋のG1スタートである。新潟の馬場状態はかなり悲惨そうだ。荒れる要素をいくつか考えてみたい。以前から書いているとおり、荒れなくてもG1は見るだけでも価値があるから、別にはずそうが負けようがいいのだが。

1サニングデール
過去10年間で3歳馬は4回の優勝があるらしい。スプリント戦ならば3歳馬と古馬との実力差がそれほど出ないからだ。今回は3頭で、その中でもこのサニングデールは一番近いところにいそうだ。まず上がり馬であること、スプリント戦好調のウォーニング産駒であること、何よりも重馬場が得意であること、1200は連対率100%であること、追い切りがよかったこと等々・・・。あとは人気だけだが、アドマイヤコジーンやビリーヴ、トロットスターなどに分散しており、けっこうおいしそう。軸にしてもいいくらいだ。

2ディヴァインライト
マイラーズCではまだまだやれるという足を見せたが、このメンバーで、しかもスプリント戦ではムリだろう。勝春だし穴としてはおもしろそうだが、よほど展開に恵まれない限り厳しいものがありそう。

3ゴールデンロドリゴ
一応上がり馬だし岡部なのだが、前走前々走と勝った相手が物足りない。本格化した今回のメンバーにあっては些か厳しいと言わざるを得ない。逃げ馬がハイペースになってしまって最後までいったときには、いくら岡部でも間違いなく届かないであろうと思われる。

4ビリーヴ
1番人気も頷ける。前走の強いレコード勝ち。この馬に戻ってきた武豊。勝って当然というようなところもあるが、しかししかし、SS産駒のスプリントG1制覇って未だかつてないのだ。この馬が初となる可能性は十分にあるのだが、ジンクスはなかなか破られないからジンクスなのであるぞ。差し馬の宿命である位置取りも前に行く馬が速いから単に外に回したのでは難しいだろうし、ついでに左回りの新潟も多少気になる。使い詰めもあることから、穴を狙うならこの馬は3着までとビリーヴィング。

5サイキョウサンデー
けっこうおもしろそうな調教を見せた。しかし、SS×NTの血統がスプリントG1を勝っては納得いかない。四位も強く追えないレースが続いているし、よくて8着といったところか。

6トロットスター
何やら復活を期すると囁かれているが、それはきっと昨年の安田記念惨敗からのこのレースを勝ったという伝説があり、今年も同じパターンだと信じている人が多いからなのだろう。しかし(逆説が多い今日の予想(^^;)、昨年と大きく違うのは高松宮記念での惨敗。これは年齢的な問題以外に他ならない。事実、高松宮記念の時計は昨年より1秒遅れ。唯一推す材料があるとすれば、今までより軽い57キロを背負うことくらい。

7サーガノヴェル
BNS賞はダートだし調整だったと考えれば納得はいく。追い切りは決してよくなかったが、それはこの馬の勝負根性によるペース配分の下手さによるものだろう。残念なのは横山典骨折による吉田豊への乗り替わりである。53キロは確かに魅力なのだが、牝馬であることも考慮すれば人気薄になるのもしょうがないか。1200の持ち時計からすると十分勝ち負けになると思う。あとは馬場次第だが、どう見ても不得意そうだ。荒れた内を避け、外を通ってショウナンカンプとの逃げワンツーなんてあるだろうか。

8リキアイタイカン
何をどうすればこの馬が勝てるというのだろうか。いや勝てない(反語)。追い切りもキャンター調整を見る限りではやる気ナシだったし、馬体も余っているように見えた。10着でしょう。ってこの馬よりも下がいるとすれば競争中止くらいじゃない?去年の12月CBC賞がピークだったか。

9アドマイヤコジーン
今年のG1で2着、1着と好成績だし、後藤だし、人気だろうなぁと思う。重馬場が得意そうなのもあり、確実に成長しているのも認める。だが、今回のポイントはやはりペース。高松宮記念の2着はショウナンカンプの逃げに合わせた決して早いとは言えないペースで苦戦した2着。本来ならコジーン産駒であるし芦毛も好きだし(関係ない(^^;)、1分7秒台で十分走れるはずなのだが、スローになったときに強い逃げ馬である前に追いつけるのかという点が見物。

10シベリアンメドウ
芝もダートも両方こなせるということはおそらく荒れた馬場でも大丈夫ということだろう。3歳、外枠、重馬場と好条件が揃い、穴馬にはもってこいだ。持ち時計が物足りないので、条件として「スローペース」を加える必要があるが、そこはかなり荒れている新潟の時計の掛かる馬場が手伝ってくれるかも。

11ショウナンカンプ
函館スプリントSではよもやの直線失速で4着だったが、状態は戻って来ているようだ。スタートからの3Fは常にとんでもない時計だが、今回の馬場で(苦手そうだ)それができるかどうかというところ。サーガノヴェルがくらいついてくれば共倒れということも十分あり得るし、何よりも「スプリントG1親子制覇は過去に例なし」というジンクスがあるのだが。大外枠が唯一の救い。

というわけで消しの材料がかなりある今回のレース。初の新潟開催が各馬にどういった影響を及ぼすのか。当日の天気も非常に気になる。おもしろそうなので表馬券と裏馬券(どっちがどっちやらわからんが(^^;)を考えてみたい。

◎1サニングデール
○7サーガノヴェル
△10シベリアンメドウ
▲11ショウナンカンプ

自信度C

馬連 BOX 1、7、10、11

ミーハー路線なら
馬連 BOX 1、、7、、11
結果
1着4番ビリーヴ
2着9番アドマイヤコジーン
3着11番ショウナンカンプ
ホント、神様仏様武豊様だね。あの位置取りから内ラチぞいに入っていけるのは武豊しかいないと思う。それに応えたビリーヴもSS産駒初のスプリントG1勝ち。素晴らしい。素直に拍手を送りたい。一応ミーハー路線で当たったが、結果的にはボロ負けもいいところ。なんだかなー。サニングデール8着、シベリアンメドウ10着、サーガノヴェルは最下位。吉田豊が行きたがるこの馬の性格を無視して抑えちゃったもんだからボロボロ。だまって前に行かせりゃあとは馬ナリでよかったのに・・・。

2002/9/29 シリウスS

こちらは些か妙味に欠けているので、万馬券ネライに徹してみたいな、なんて・・・。

1キタサンチャンネル
こじんまりとまとまっていておもしろさがない。大駆けもなさそう。

2クロノスシチー
明らかに格下。49キロと難波が万馬券を演出してくれたら嬉しい。たぶんというか絶対ムリだろうけど。

3ディバインイルバー
1200でいい成績をおさめているが1400も全然大丈夫だと重う。穂刈とも相性がよさそうだし。

4ミスイロンデル
コマンダーインチーフ産駒ならマイルから先の距離が望ましいのでは?

5ダブルハピネス
涼秋Sではかなりの追い込みを見せている。こういう馬がけっこう好き。人気にならなきゃいいけど。

6トシザミカ
トシでしょミカ。

7エイシンダンズビル
前走1番人気で8着。調子は明らかに下降気味。こういう馬が人気をさらってくれればいいのにな。3番人気くらいになってくれ。

8トシザボス
実はこういう外国産馬がコワい。末足で36秒台を出せるような状態に戻っていればかなりのチャンスありと見た。しかしながらワイド圏までか。

9イシヤクマッハ
実はフェブラリーSで密かに応援していたのだが、その後もかなり悲惨な負け方を続けている。ダメだろうなぁ。13番人気だろうなあ。

10ヤマカツスズラン
というわけでいくら調子がよさそうでも、一度切ると決めたら切るのだ。最近のレースは強いには強いが、何かどこか卑怯な気がするのだ。クイーンSの惨敗から立て直しが利いてるかどうか。

11ナイキアフリート
飯田もほんとダメになっちったねぇ。この馬なら実力もありそうだし、共に復活してくれたらいいのに。

12スターリングローズ
1番人気だろう。強いし。でもね、58キロってイタイでしょ。クロノスシチーと9キロも違うのですよ。そして和田ってイタイでしょ。これはもうとことんイタイでしょ。とっても好きな馬なだけに、とってもキライな和田が乗るのは、素顔の可愛い女の子がヤマンバメイクをしたくらいに許せない(笑)。

13シャドウスケイプ
中央で負け続けなもんだから地方まわりをしていた。どうだろう。その成果が試されるレースではないのかな。好きなタイプなんだよね。

△2クロノスシチー
○3ディバインイルバー
◎5ダブルハピネス
×8トシザボス
▲13シャドウスケイプ

自信度C
人気薄ばかりだからワイドがおもしろそう。

複勝 8
馬連 BOX 2、3、5、13
ワイド BOX 2、3、5、8、13
結果
1着12番スターリングローズ
2着5番ダブルハピネス
3着10番ヤマカツスズラン
くそー、和田竜二め。相変わらず馬の力だけで勝ちやがって。ディバインシルバーは6着、シャドウスケイプは最下位、クロノスシチーは10着だった。和田が乗らなきゃ馬単で1450円取ってるよちきしょー。